ガイド · 2026年10月25日 更新

2027年 プラットフォーム別 LUFS 目標値

ストリーミング、TV、Netflix、ポッドキャスト:各プラットフォームが求めるラウドネスと、ノーマライズを前提にしたマスタリング

結論から

  • 音楽ストリーミング:各プラットフォームはおよそ -14〜-16 LUFS にノーマライズします。音のためにマスタリングし、トゥルーピークは -1 dBTP 前後に保ち、あとはノーマライズに任せましょう。
  • TV・映画:規格どおりに納品します。-23 LUFS(EBU R128)、-24 LKFS(ATSC A/85)、ダイアログゲートで -27 LKFS(Netflix)。
  • ポッドキャスト:ステレオで約 -16 LUFS、モノラルで約 -19 LUFS、-1 dBTP。

音楽ストリーミングサービス

詳細な値を公開しているのは Spotify だけです。他のサービスについては、以下の数値はマスタリングエンジニアが一般に測定・報告しているレベルで、公式仕様ではありません。各サービスはいつでも変更する可能性があります。

サービス基準レベル備考
Spotify-14 LUFS(公式)Premium の「Loud」設定:-11 LUFS、「Quiet」:-19 LUFS。トゥルーピーク:最大 -1 dBTP、-14 LUFS より大きい場合は -2 dBTP 未満
Apple Music約 -16 LUFS(報告値)Sound Check
YouTube約 -14 LUFS(報告値)大きい曲は下げられる
Amazon Music約 -14 LUFS(報告値)
Tidal約 -14 LUFS(報告値)アルバム単位のノーマライズ
Deezer約 -15 LUFS(報告値)

ノーマライズがマスターに実際にすること

Spotify は明確に説明しています。ラウドネスはアップロード時に測定され、オーディオ自体は処理されず、再生時にゲインが調整されます。-14 LUFS より大きいマスターは下げられ、小さいマスターは上げられますが、トゥルーピークが許す範囲までで、非可逆圧縮用に 1 dB の余裕が残されます。アルバムは全体でまとめてノーマライズされるので、静かな曲と大きな曲の差は意図どおりに保たれます。リミッターが加わるのは Premium の「Loud」設定だけです。

つまり、-7 LUFS まで押し上げたマスターも、Spotify では他の曲より大きくはなりません。約 7 dB 下げられ、単にダイナミクスが少ない音になるだけです。本当の問いはもはや「どれだけ大きく?」ではなく、「ノーマライズ後に良い音か?」です。

2027年のストリーミング向けマスタリング

  1. 数値ではなく、音とジャンルのためにマスタリングする。
  2. トゥルーピークは -1 dBTP 前後に。とても大きいマスターなら、非可逆圧縮のために -2 dBTP のほうが安全です。
  3. プラットフォームで再生されるのと同じように、マスターとリファレンスを同じラウドネスで比べる。Diffonic は自動でラウドネスをそろえます。
  4. 書き出し前にインテグレーテッドラウドネス、トゥルーピーク、ラウドネスレンジを確認する。

TV、映画、Netflix

ここでの値は納品規格で、受け取り時にチェックされます。許容範囲外のファイルは差し戻されることがあります。

規格インテグレーテッドラウドネストゥルーピーク
EBU R128(ヨーロッパ)-23 LUFS-1 dBTP
ATSC A/85(米国)-24 LKFS-2 dBTP
Netflixダイアログゲートで -27 LKFS(±2)-2 dBTP
ARIB TR-B32(日本)-24 LKFS規格に準拠
OP-59(オーストラリア)-24 LKFS規格に準拠

ポッドキャスト

唯一の公式規格はありませんが、ステレオで約 -16 LUFS、モノラルで約 -19 LUFS、トゥルーピーク -1 dBTP が最もよく推奨される値です。エピソード間の一貫性も正確な数値と同じくらい大切です。

セッションを開かずに規格どおり納品する

Lufsonic のラウドネス解析

TV、映画、ポッドキャストのシーズンでは、測るだけでは足りず、ファイルを修正する必要があります。Lufsonic は 3 ステップで行います。ファイルをドラッグし、納品フォーマット(Netflix、EBU R128、ATSC、ARIB TR-B32、OP-59、TASA、AGCOM、France TV、Podcast、Streaming、またはカスタムの LUFS と dBTP)を選び、ノーマライズしたファイルをレポート付きで一括書き出しします。

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まとめ

音楽ストリーミングでは、もう音圧を追いかける必要はありません。大きすぎるマスターは下げられるので、音のためにマスタリングし、トゥルーピークに余裕を持たせましょう。TV、映画、ポッドキャストでは、規格どおりに納品し、すべてのファイルを確認しましょう。ベストラウドネスメーター、ベスト放送用ラウドネスツール、比較記事Lufsonic vs Youleanもあわせてどうぞ。

よくある質問

Spotify 向けには何 LUFS でマスタリングすべき?

Spotify は標準で -14 LUFS(インテグレーテッド)にノーマライズし、トゥルーピークは最大 -1 dBTP、マスターが -14 LUFS より大きい場合は -2 dBTP 未満を推奨しています。大きすぎるマスターは再生時に音量を下げられるだけです。

ストリーミングごとに別のマスターが必要ですか?

通常は不要です。各プラットフォームは大きすぎるマスターを基準レベルまで下げます。良い音で、トゥルーピークに余裕のあるマスターがひとつあれば、どこでも使えます。厳格な納品規格がある TV、映画、ポッドキャストでは、別マスターを用意する意味があります。

テレビのラウドネス基準は?

ヨーロッパの EBU R128 は -23 LUFS、トゥルーピーク -1 dBTP。米国の ATSC A/85 は -24 LKFS、-2 dBTP。Netflix はダイアログゲートで -27 LKFS(±2)、-2 dBTP を求めています。

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